日本の偉人

日本の偉人を紹介していきます。

柳田國男

日本民俗学の開拓者 「日本民俗学」の創始者で、近代日本を代表する思想家。1875年兵庫県神東郡田原村辻川で父松岡操の六男として生まれる。その後、東京大学で農政学を学ぶ。 大学卒業後、「農政官僚」となり、1901年に信州飯田藩出身の柳田家の養嗣子とな…

春日局

大奥の制度を確立 安土桃山時代から江戸時代前期の女性で、江戸幕府3代将軍・徳川家光の乳母。「春日局」とは朝廷から賜った称号である。本名は斎藤福。明智光秀の家老斎藤利三と稲葉通明(一鉄)の娘の安との子。 江戸城大奥の礎を築いた人物であり、松平信…

赤松円心

室町幕府設立の功労者 鎌倉時代から南北朝時代の武将、守護大名である。播磨守護。本名は則村。円心は法名。護良親王の令旨を受けて、1333年1月苔縄城に挙兵した。5月足利高氏(尊氏)と共に六波羅を攻め落とした。その功により建武政権で播磨守護職を与えられ…

柳生宗矩

政治力に優れた剣豪 江戸時代初期の武将、大名、剣術家。徳川将軍家の兵法指南役。大和柳生藩初代藩主。 剣術の面では将軍家御流儀としての柳生新陰流(江戸柳生)の地位を確立した。 政治力が強いことで柳生十兵衛との対立が描かれることが多いが、剣豪とし…

安倍晴明

天才陰陽師 921年から1005年に活躍した陰陽師。 鎌倉時代から明治時代初めまで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家)の祖。桜井市安倍に生まれたとされる(大阪市阿倍野区と言う説もある)。この安倍氏は土御門家とも呼ばれ、晴明一代で陰陽道の名家になれた。…

卑弥呼

謎が多い女王 2世紀後半の弥生時代に活躍した人物。 支那の「三国志」と呼ばれる歴史書の1つ「魏書」という書物の、所謂「倭人伝」と呼ばれる日本のことが描かれている部分に登場する日本の女王。卑弥呼とは、支那側の呼称。日本にそのような人物は存在せず…

島左近

三成に過ぎたるものと言われた武将 安土桃山時代の武将。石田三成の家臣。本名は島清興(しまきよおき)。三成に三顧の礼をもって迎えられ破格の高禄を食む側近として仕え、「治部少に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と謳われるほどの逸材だ…

在原業平

伊勢物語の主人公 825年から880年に活躍した貴族・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。第51代天皇・平城天皇の第一皇子・阿保親王を父に、桓武天皇の皇女・伊都内親王を母に持つ高貴な家柄の出身だが、祖父・平城天皇が起こした薬子の変によって家運が傾き、臣…

役小角

修験道の開祖 634年から701年に活躍した呪術者である。修験道の開祖とされている。実在の人物だが、伝えられる人物像は後世の伝説によるところが大きい。「役優婆塞(えんのうばそく)」、「神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)」、「山上様(さんじょうさま)」とも…

藤原鎌足

藤原氏の始祖 元々は中臣氏の一族で初期の頃には中臣 鎌子(なかとみ の かまこ)と名乗っていた。その後中臣 鎌足(なかとみ の かまたり)に改名。そして臨終に際して大織冠とともに藤原姓を賜った。つまり、生きていた頃の彼を指す場合は「中臣鎌足」を用…

吉備津彦命~桃太郎のモデル~

桃太郎のモデルになった人物 古代日本の皇族。第七代孝霊天皇の第三子で本名を彦五十狭芹彦命(ひこいさせりびこのみこと)という。日本書紀では吉備津彦命、古事記では大吉備津日子命と言われる。吉備冠者(きびのかじゃ)ともいう。現在の奈良県磯城郡田原…

菅原道真

学問の神様 平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家。参議・菅原是善の三男。官位は従二位・右大臣。贈正一位・太政大臣。 忠臣として名高く、宇多天皇に重用されて寛平の治を支えた一人であり、醍醐朝では右大臣にまで昇った。しかし、左大臣藤原時平に讒訴…

聖徳太子

7度もお札になった日本を代表する偉人 聖徳太子(574年2月7日-622年4月8日)は、飛鳥時代の皇族、政治家。厩戸皇子または厩戸王の後世の呼称。用明天皇の第二皇子、母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女。 推古天皇のもと、蘇我馬子と協調して政治を行い、国…

一休宗純

「一休さん」のモデルとなった人物 一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、室町時代の臨済宗大徳寺派の僧、詩人。 説話の「一休さん」のモデルとなった人物。後小松天皇のご落胤だと言われている。 早くから詩才に優れ、13歳の時に作った漢詩『長門春草』、15…

狩野 永徳

日本美術史上最も有名な画人の一人 1543年生まれの1590年没。安土桃山時代の絵師。 狩野派(室町時代から江戸時代まで日本画壇の中心にあった画派)の代表的な画人であり、日本美術史上もっとも著名な画人の1人である。 現存する代表作に『唐獅子図屏風』、…

宮本茂

マリオの生みの親 ゲームクリエイター、任天堂株式会社 専務取締役情報開発本部長。同社のゲームソフト開発の中心的存在。愛称に「ミヤホン」「ミヤポン」。任天堂を世界的大企業に押し上げた功労者の一人である。「ドンキーコング」、「マリオ」、「ゼルダ…

富岡鉄斎

日本最後の文人 1837年生まれの1924年没。明治・大正期の文人画家、儒学者。日本最後の文人と謳われる。父は法衣商。国学・儒学・仏典を修め、歌人太田垣蓮月に学ぶ。1868年から各所の神社の宮司を務め、神社復興に尽力。14年以降は京都に戻り、学問と画業に…

池田菊苗

「うまみ」の生みの親 1864年生まれの1936年没。日本の化学者。東京帝国大学(現東京大学)理学部化学科教授。現在、世界中で広く普及しているうま味調味料、L-グルタミン酸ナトリウムの発見者として知られる。「日本の十大発明」のひとつといわれる。 味の…

下村脩

ノーベル化学賞受賞者 名古屋大学出身の生物学者(有機化学・海洋生物学)。ボストン大学名誉教授、ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員、名古屋大学特別教授。 生物発光研究の第一人者 有機化学・海洋生物学を専門とする生物学者、中でも生物発光研…

足利義昭

室町幕府最後の将軍 室町幕府第15代将軍。 将軍になるまで 次男であった為、慣例により仏門に入って「覚慶(かくけい)」と名乗り一乗院門跡となった。兄義輝らが松永久秀らに暗殺されると、美濃国の織田信長に擁されて上洛し、第15代将軍に就任する。 織田…

細川忠興

天下一気の短い人物と評された武将 戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名。 丹後国宮津城主を経て、豊前国小倉藩初代藩主。肥後細川家初代。足利氏の支流・細川氏の出身である。正室は明智光秀の娘・玉子(通称細川ガラシャ)。 足利義昭、織田信長…

本阿弥光悦

マルチアーティスト 1558年生まれの1637年没。 「寛永の三筆」の一人に位置づけられる書家として有名。その書流は光悦流の祖と仰がれる。また書家以外にも陶芸家、芸術家としても有名で、漆芸、出版、茶の湯などにも携わったマルチアーティストとしてその名…

岩倉具視

維新の十傑の1人 1825年生まれ、1883年没の日本の公家、政治家。維新の十傑の1人。五百円紙幣の肖像画だった人物。玄孫に日本の俳優の加山雄三がいる。 天皇を中心とした政治国家・王政復活に尽力した公家方のリーダー。王政復古の実現に大きな影響を与えた…

大塩平八郎

裕福な身でありながら庶民の為に立ち上がった。 江戸後期の陽明学者で大塩の乱の首謀者。父は大阪町奉行所与力(よりき)で大塩家は禄高200石の裕福な旗本だった。1818年に自身も与力になる。「与力」は今で言う警察機構の中堅である。署長が奉行で、与力は…

手塚治虫

マンガの神様 日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督。 医学博士。 戦後日本においてストーリー漫画の第一人者として、現代にまでにつながる日本の漫画表現の基礎を作った。 大阪帝国大学附属医学専門部在学中の1946年に4コマ漫画『マアチャンの日…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します。当ブログは、日本紹介サイト「ジャポニズム」のサテライトサイトとして、日本の偉人を紹介しています。世間一般的には偉人と見なされている人物であっても、当ブログが偉人と判断しない人物…

島秀雄

新幹線を作った男 昭和初期から中期にかけて活躍した大阪府出身の鉄道技術者。新幹線計画の実現において「十河 信二(そごう しんじ)」や「大石 重成(おおいし しげなり)」と共に大きな貢献を残したことで知られる人物であり、「デコイチ(デゴイチ)」のあだ名…

司馬遼太郎

坂本龍馬を英雄にした男 日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。 筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。 産経新聞社記者として在職中に、『梟…

川端康成

日本人初のノーベル文学賞 1968年にノーベル文学賞を日本人で初めて受賞した日本を代表する小説家。 横光利一らと共に『文藝時代』を創刊し、新感覚派の代表的作家として活躍。『伊豆の踊子』『雪国』などが有名で、死や流転のうちに「日本の美」を表現する…

鈴木貫太郎

大東亜戦争終結を引き受けた男 日本の海軍軍人、政治家。階級は海軍大将。第42代内閣総理大臣に就任し、陸軍の反対を押し切って大東亜戦争を終戦に導いた。 日清戦争 海軍大尉として、50トンのトイレもない小さな水雷艇の艇長として参加。魚雷艇で清国艦船に…