日本の偉人

日本の偉人を紹介していきます。

和歌山県の偉人

雑賀孫一

信長の天敵 1534年から1589年に活躍した雑賀衆という一揆集団の棟梁。雑賀孫市とも書く。本名は鈴木孫一。16世紀当時としては非常に多い数千丁単位の数の鉄砲で武装しており、きわめて高い軍事力を持って傭兵集団としても活躍した。 石山合戦において雑賀衆…

紀伊國屋文左衛門

1669年から1734年に活躍した商人である。略して「紀文」(きぶん)と呼ばれ、「紀文大尽」と言われた。 文左衛門が20代の頃、紀州みかんや塩鮭で富を築いた話が伝えられる。上野寛永寺根本中堂の造営で巨利を得て幕府御用達の材木商人となるも、深川木場を火…

武内宿禰(たけうちすくね)

古代の英雄 記紀に伝わる古代日本の人物。景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代(第12代から第16代)の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣である。紀氏・巨勢氏・平群氏・葛城氏・蘇我氏など中央有力豪族27氏の祖ともされる。武内宿禰は忠臣とされることから、…

徳川吉宗

暴れん坊将軍 江戸幕府第8代将軍。将軍就任以前は越前国葛野藩主、紀州藩第5代藩主を務めた。「米将軍」の呼び名で知られ、江戸幕府の財政を建て直した名君として人気の高い将軍。1684年、第2代紀州藩主・徳川光貞の四男として生まれる。1705年、父と2人の兄…

松下 幸之助

経営の神様 1894年から1989年に活躍した実業家、発明家。「経営の神様」とも称されている人物。パナソニック(旧社名:松下電器産業、松下電器製作所、松下電気器具製作所)を一代で築き上げた経営者。晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ…

華岡青洲

和歌山が生んだ医聖 独自に開発した麻酔薬を使って、世界で初めて乳がんの摘出手術に成功させた人物。 妻と実母が人体実験に自ら申し出て、妻の失明を伴ったが念願の麻酔薬「通仙散」を完成させた。その後、1804年、大和国五條村の藍屋勘という老婆が青洲の…

植芝盛平

合気道の創始者 1883年から1969年に活躍した日本の武道家。合気道の創始者。大東流を初めとする柔術・剣術など各武術の修行成果を、大本教や神道などの研究から得た独自の精神哲学で纏めなおし、『和合』、『万有愛護』等を理念とする合気道を創始した。 身…

武蔵坊弁慶

義経伝説の英傑 平安時代末期の僧兵。源義経の郎党。講談などでは義経に仕える怪力無双の荒法師として名高い。 義経との出会い 弁慶は比叡山に入るが乱暴が過ぎて追い出されてしまう。その後、四国から播磨国でも同じように追い出され、やがて、弁慶は京で千…

南方熊楠

歩く百科事典 1867年から1941年に活躍した博物学者、生物学者(特に菌類学)、民俗学者。菌類学者としては粘菌の研究で知られている。18言語を解し、「歩く百科事典」と呼ばれ、彼の言動や性格が奇抜で人並み外れたものであるため、後世に数々の逸話を残して…

陸奥宗光

カミソリ大臣 1844年から1897年に活躍した政治家、外交官。紀州藩藩士。明治初期に行われた版籍奉還、廃藩置県、徴兵令、地租改正に大きな影響を与えた。また、カミソリ大臣と呼ばれ、伊藤内閣の外務大臣として不平等条約の改正(条約改正)に辣腕を振るった…